愛犬とのドライブは楽しい反面、実は危険なこともたくさんあります。
今回は愛犬とのドライブをより安全にするために必要な知識や、車酔いするわんちゃんのための対策をご紹介します。
こんな乗せ方は危険!交通違反で罰金になることも
安易な気持ちで愛犬を車に乗せると危険な場合があります!
大人しくてあまり動かないから大丈夫と気軽に乗せると、運転手の事故に繋がったり、また事故をさせてしまったり、最悪の場合に愛犬を死なせてしまう事もあります。一緒に楽しくドライブやお出かけをする際は様々な注意点を確認して行きましょう。
膝の上に乗せても大丈夫?
運転手の膝の上に犬がいると、視界を妨げたり、ハンドル操作が思うようにできなくなる事があります。
また「乗車積載方法違反」の罪で反則金や違反点数を課される事もあります。
乗車積載方法違反の罰金額
5万円以下の罰金で、普通車は6000円の反則金を支払うことになります。
助手席に乗せても大丈夫?
飼い主が近くにいないと不安で愛犬を助手席に座らせると、甘えようと運転手の所に来てしまう事もあります。
そのため、できるだけ後部座席に座らせてあげるのが理想です。
どうしても後部座席を嫌がる場合には助手席用のケージやドライブボックスを使いましょう。
もしもの事故の際にエアバックが作動しても大丈夫な形になっている物もあります。助手席に座らせる場合は、特に安全に配慮してあげてください。
窓から顔を出しても大丈夫?
愛犬が窓から顔を出すのも危険です。車内の風道しを良くするために窓を開けて走行している方も多いと思いますが、急ブレーキなどをして窓から犬が飛び出してしまう事もありとても危険で、道路交通法違反にもなってしまいます。
また窓から顔を出していると、サイドミラーで後ろの車の確認もできなくなるのも危険です。
愛犬と安全なドライブを楽しむためには?
愛犬と楽しくドライブをするためには様々な乗せ方や方法があります。
安全で快適なドライブをできるように心がけましょう。
後部座席に乗せる
愛犬を車に乗せる時は後部座席がオススメです。
助手席は事故を起こした際エアバックが作動して犬が挟まれてしまい怪我をしてしまう危険があったり、フロントガラスまで吹き飛んだりして体を打ち付ける危険があるからです。
クレートに入れる
やんちゃな犬の場合はクレートに入れる事もあります。
動きが制限されるので運転手の走行中の不安がなくなるので安心して運転できます。
また愛犬にいきなりクレートに入れて乗車させるとストレスにつながったり、車酔いにも繋がりますのであらかじめ家庭内でクレートに入れ慣れさせてあげましょう。
ペット用シートに乗せてシートベルトで固定
ペット用シートを使いうとストレスが少なく広々空間になります。
クレートでは負担が大きい老犬やクレートの入りきらない大型犬にはペットシートがオススメです。
シートベルトで愛犬を固定する事もできるので、事故の際も安心できます。
1~2時間に1回は休憩を
長時間の運転は愛犬に与える負担が大きく車酔いにつながります。
長距離運転の場合は1〜2時間おきに休憩をとる事が大切で、車から降りて散歩するなどして愛犬の体調を見てあげましょう。
車酔いする愛犬のためにできること
犬も人間同様に車酔いをします。
車でお出かけをする際に事前の対策をしましょう。
外出前にできる対策
車に乗る前に犬用の酔い止め薬を飲ませましょう。
また、空腹状態は車酔いに繋がりやすくなるので、食事は出発の2〜3時間前までに済ませて軽く散歩などの運動をさせるのも効果的です。
車内には強い匂いのするものは撤去して定期的に空気を入れ替える事も大切です。
ドライブ中にできる対策
車の揺れを抑えて安全運転を心がけましょう。
こまめに換気をして愛犬が休憩できる公園などを使い軽い運動をさせましょう。
また、事前に愛犬の様子をこまめにチェックしましょう。
車酔いしてしまった時の対処
車酔いの症状が出た場合は車を止めて愛犬に外の空気を吸わせてあげ、休憩時間をとってあげましょう。
愛犬が車酔いで嘔吐してしまった場合も大きな声を出さずに落ち着いた対応をすることで愛犬も余計な不安がなくなります。
事前にウエットティッシュなどの用意をしておくといいでしょう。
まとめ
愛犬連れての運転は事前の準備などがとても大切です。
車に乗せる時には、愛犬のことを1番に考え、クレートに入れるか、ペット用のカーシートを使って安全快適なドライブにしてあげましょう。
車が苦手なわんちゃんは、十分な酔い止め対策を行なった上で後部座席に乗せてあげましょう。
お気に入りのおもちゃや、マットなどを一緒に乗せてあげるとドライブがより楽しめるのでおすすめです。