愛犬が去勢手術や避妊手術を行った時や、皮膚病の治療中に必要なのが犬用エリザベスカラーです。
犬用エリザベスカラーは犬が傷口を舐めて最近が入るのを防いでくれます。
最近では形や素材も様々なものがありどれを選べばいいかわからない方も多いはず。
今回はエリザベスカラーの使い方と素材や形別にメリットデメリットを紹介し、最適な犬用エリザバスカラーを選ぶお手伝いをさせていただきます。
エリザベスカラーはどんなときに必要?
エリザベスカラーが必要な時は愛犬が怪我をしてしまった時、傷口を舐めてしまったり噛んだりすることで、傷が悪化するのを防ぐ
為の保護アイテムになります。
犬の口の中には細菌がいっぱいなので傷口を舐めることで皮膚病などにもつながります。
避妊手術や去勢手術などを行った時に、傷口を塞いだり抜糸をしている間はエリザベスカラーを付けることをオススメします。
去勢・避妊手術後はどれくらいの期間つければいい?
去勢、避妊手術後は3〜4日は付けるといいでしょう。
抜糸後も傷の赤みが消えるまでは使用し続けましょう。
エリザベスカラーをどうしても嫌がる場合は動物病院に相談して対処しましょう。
エリザベスカラーを変えるか、術後服を使うなどの対応をします。
形状・タイプで選ぶ
エリザベスカラーには大きく分けて2種類の形状があります。
それぞれメリット、デメリットがあるので、舐めるのをガードしたい範囲や、犬種によって適切なタイプを選びましょう。
定番のラッパ型(ベル型)
エリザベスカラーと言えばこれ!ラッパ型のイメージが思い浮かぶと思います。エリザベスカラーの定番の形です。
頭をしっかり覆い被さっているので、全身を舐めたりするのを防止できます。
きっちりとガードしている分、犬にかかるストレス負担も高いので、素材を柔らかくした、視界を良くするために透明な素材を使ったり、水や餌をいつもより高い位置に変えたりして生活に負担がないようにしてあげましょう。
コンパクトで軽量なドーナツ型
ドーナツ型は先程のラッパ型に比べて愛犬にかかる負担が少なくしたいという飼い主さんにオススメです!
コンパクトで食事の時や横になったりする時の生活面での動きや視界を妨げないのがいいです。
ただ、舐める部分を防止できる範囲が狭くガードできる範囲がラッパ型よりも少なく、犬のマズルの長くない犬種でも足先を舐めることができてしまうのがデメリットです。
愛犬にフィットするサイズを選ぶ
サイズ感やフィット感はとても重要になります。ここでサイズが合わない物をつけると、犬にとってのストレスになります。
まずは、首周りの長さに合わせたサイズを選びましょう。
そして、次に大切なポイントが幅になります。
犬種によって鼻先から口までの長さが違いや、足の長さに合った幅のエリザベスカラーを付けないと患部に舌が届いてしまいます。
選ぶ際には愛犬の犬種やマズル、足の長さなどをしっかりと確認して選んであげましょう。
柔らかくて軽い素材を選ぶ
エリザベスカラーの素材選びは大切です。
硬い素材で身動きが取りにくい物になると犬にストレスを与えてしまいます。
なので、柔らかく軽い素材を選んであげるといいでしょう。
スポンジ素材やフェルト素材は柔らかく食事や寝る時にストレスが少なく家具などにぶつかっても音が出ないので
愛犬や飼い主さんにも嬉しいポイントです。
ただし、柔らかな素材ですので、折れ曲がってしまうことで患部を舐めてしまうこともあるのでその点が
デメリットになります。
着脱しやすく外れにくいものを選ぶ
犬用のエリザベスカラーの使いやすさは、装着方法によって決まります。
装着の仕方は「ボタン」「面ファスナー」「ベルト」「コード」などがあり脱着や調節のしやすさが変わってきます。
一番使いやすいのは面ファスナーで、愛犬に合わせてフィット感を調節できるのがポイントです。
面ファスナーは初めてのエリザベスカラーを使うのにオススメです。ファスナー面が大きくなると外れにくくもなります。
もっとも使いにくいのがボタンで、ボタンの位置が合いにくいとフィット感がなく緩すぎたり、締めすぎたりすると犬に負担をかけてしまうからです。
エリザベスカラーをどうしても嫌がる時は?
愛犬がエリザベスカラーを嫌がる時でも使用するのをやめては行けません。
なので、愛犬に合わせたエリザベスカラーをしっかりと選んでいきましょう。
タオルで手作りしたエリザネスカラーを試してみる
どうしてもエリザベスカラーを嫌がってしまう愛犬には、タオルを使ったエリザベスカラーを試してみることをオススメします。
ネット包帯を使いネットの中にフェイスタオルかバスタオルを入れるだけで完成します。
大きなマフラーを巻いているようなイメージです。
愛犬が嫌がらないように根気よく続けていきましょう。
術後服に切り替える
術後服はエリザベスウエアとも言われていて、エリザベスカラーだと嫌がってしまったり、ストレスになったりをなくし、負担がなく快適に
過ごすことができるアイテムになります。
術後服の種類によってはずれにくく、脱げないデザインになっています。
取り外しや生地の伸びもよく愛犬にストレスをかけにくくなっています。
また傷口を隠したり傷口を清潔に保とことができます。