人間にA型B型AB型があるように犬、猫にも血液型が存在します。
残念ながら人間の「血液型占い」のように性格を判断したり、運勢を占うことはできませんが飼い主として犬、猫の血液型を把握しておくことは大切です。
今回は犬、猫それぞれの血液型について、血液型の診断方法、血液型を把握することのメリットをご紹介します。
犬の血液型
犬の血液型は国際的に認められる数で13種類あります。
人間のABO式とは違いDEA式です。DEA1.1型とか、DEA1.2型などと呼ばれています。
- DEA1.1
- DEA1.2
- DEA3
- DEA4
- DEA5
- DEA6
- DEA7
- DEA8
このようにDEAは表示され、実際は犬の血液型は13種類以上あると言われています。
犬種によって割合は変わってきますが、およそ70%の犬がDEA1.1+と言われています。
猫の血液型
猫の血液型は「猫AB式」で3種類に分けられています。
- A型
- B型
- AB型
の3つがあり、o型は存在しません。
猫の血液型は父猫と母猫の遺伝子の組み合わせによって決まります。
猫の血液型はA型が多く、B型は少なく、AB型は存在するもののとても珍しいとされています。
犬猫の血液型検査・診断方法
犬の血液型を調べるには、まず掛かりつけの動物病院で相談するといいでしょう。
検査キットを使い簡単に調べることができます。
ただし、検査キットでは血液型を特定することができません。
キットで調べられるのがDEA1.1型の(+)陽性か(-)陰性かを判断します。
犬の血液型中で、DEF1.1型が輸血の際に最も強い抗原坑体反応を示すためこの段階で(+)陽性か(-)陰性がさえわかれば十分だと思います。
猫の血液型を検査するには動物病院で血液型検査キットで調べてもらいます。
血液型判定キットを使用し、数滴分の血液を使って検査します。 結果が出るまでに15分から20分ほどかかります。
いずれも病気になった時に調べると正確な検査結果がでない場合がありますので、あらかじめ健康診断などで採血をして検査する
ことがいいでしょう。
安全な輸血のために血液型は重要
大量に出血で血液が減少している時や血液を自分自身で作り出せない病気や赤血球などが壊されてしまう病気や出血を止める成分が不足している時など、これ以外でも沢山輸血を必要となる場面が多くあります。
輸血は根本的な治療にはなりませんが、症状を緩和したり、改善するまでの対症療法として有効です。
まとめ
愛犬、愛猫の事故や病気はいつも突然に訪れます。
忙しくてあまり面倒を見ることができない時や最近元気がなかったなど、少しの変化を見落とさないことが大切です。
事前の検査や日頃からのチェックをしてもしもの時に備えましょう。